開場
今回はエリアごとの分散入場で、開演のおよそ一時間前から入場開始でした。
個人的に感じたことですが、初日はかなり入場に時間がかかっており、会然TREK2K20▼02の時みたいに少し遅れるかなと思いましたが、結果的には大丈夫でした。
そのためか、2日目は入場方式は少し変わりとても円滑に入場出来ました!
毎度恒例、開場時の客入れBGMですが、今回は主にUKのCoilというアーティストの曲で構成されていました。ヒラサワライブ独特のエキゾチック感を醸し出してくれる最高の曲です。(特に印象に残った2曲です。)
肝心な座席の方ですが、初日はバルコニー1G:9列目。二日目はバルコニー1F:4列目と 2Fアリーナ Aブロック 7列でした。初日はの席は、バルコニーの2段目がかぶる場所であったので少し心配でしたが、特に問題なく迫力のあるパフォーマンスを味わえました。二日目はさらに席が良くなり、同じくバルコニー一段目の真ん中前方。ここは本当に見やすかったです。そして、最終公演はなんとアリーナ前方でした。傾斜になっていないので少し首が痛くなりましたが、それ以上に圧倒的近距離でヤバかったです。
セットリスト/分岐
日程 | DAY1 | DAY2-1st | DAY2-2nd |
| 1 | COLD SONG | COLD SONG | COLD SONG |
| 2 | TRAVELATOR | TRAVELATOR | TRAVELATOR |
| 3 | LANDING | LANDING | LANDING |
| 分岐 | L50:R60 | L70:R30 | L70:R20 |
| ZCONITE | 消滅せず | 消滅 | 消滅 |
| 4 | 消えるTOPIA | 燃える花の隊列 | 燃える花の隊列 |
| 5 | クオリア塔 | 転倒する男 | 転倒する男 |
| 分岐 | L20:R60 | L60:R50 | L10:R50 |
| ZCONITE | 消滅せず | 消滅せず | 消滅 |
| 6 | 燃える花の隊列 | アート ブラインド | 消えるTOPIA |
| 7 | 転倒する男 | 消えるTOPIA | 幽霊列車 |
| 8 | 幽霊列車 | 幽霊列車 | LEAK |
| 分岐 | L40:R60 | L40:R50 | L20:R60 |
| ZCONITE | 消滅せず | 消滅 | 消滅 |
| 9 | 論理的同人の認知的別世界 | 論理的同人の認知的別世界 | 論理的同人の認知的別世界 |
| 10 | TIMELINEの終わり | TIMELINEの終わり | TIMELINEの終わり |
| 11 | ASHURA CLOCK | ASHURA CLOCK | ASHURA CLOCK |
| 保護者 | 倒せず | 倒す | 倒す |
| 12 | BEACON | BEACON | BEACON |
| 13 | 記憶のBEACON | 記憶のBEACON | 記憶のBEACON |
| END | 超BAD | BAD | GOOD |
公演のダイジェスト
会場の暗転後、鳥のさえずりと青いサーチライトのような照明と共に、ストーリーが始まりました。内容は以前、公式で公開されたあらすじの要約.ver with ”TIMELINEの終わり”のアレンジBGM+新規の映像と言った感じです。
その後、インタラクティブライブの特徴とも言えるCGパートに移動。ここで、今作のキーパーソンであるルビイ&シトリンの登場!画像と映像の中間のような独特の表現がとてもユニークで面白い。
そして、「ん慌てるなぁ-」の声と共に今回の主人公、nGiap様が登場!長が白沢でnGiap様が黒沢。非常に分かりやすい。
あらすじパートの終了後、ステージには会人の2人が登場!どこかの某PEVO星人と非常によく似た声でZCONITEの消去方法を解説。ここで初めて、会場オーディエンスの参加方法が明らかになりました。そして、評議会の長の召喚へ…
CALL!!
我々のBOSS、評議会の長、登場!
ここから、メインの公演が始まる。
1-3曲目は全公演固定でしたが、毎回全く同じだったということはありませんでした。
まず、1曲目の”COLD SONG”。初日の感想でも述べたように久々にTalboを持って登場したのですが、最初のギターソロのデストロイの動きが公演によって全く違いました!どれも激しくてかっこいい動きだったのですが、特に2日目の1stの動きが一番派手で最高でした。
そして、誰しもが驚いた2曲目の”TRAVELATOR”。記憶に間違いがなければ、核P-MODELの曲をインタラクティブライブで演奏するのは史上初かも…
この曲にもギターソロがあるのですが、初日はオリジナル版に近く、2日目のものは明らかにマイナーなアレンジがかかっていました。
加えて、最終日には出だしを間違えるという大胆アレンジ(笑)が加えられていましたが、さすがは改訂評議会の長、何の違和感もなく間違えたTIMELINEを消し去りました。
その後、ライブ初披露の”LANDING”の後一回目の分岐に入りました。4-8曲目は各日程の内容が多少変わるので、印象が残ったものを中心に書いていきます。
初日はRを選んで4-5曲目は、”消えるTOPIA””クオリア塔”になりました。どちらの曲も、世の中に蔓延る虚像によって消え去った本来の自分=キミを取り戻す曲(あくまでの個人的な解釈)で、非常に相性の良い曲だと思いました。”消えるTOPIA”は前回のフジロックでも演奏しましたが、背景の映像はその時のものが使われており、懐かしかったです。また、パフォーマンスに関してですが、フジロックでは透き通ったギター音を実際にひいていましたが、今回はそれはなく、代わりドラムとシンセ音に合わせたレーザーハープの動きに変わっていました。ライブの形態に合わせてパフォーマンスの内容も変わるのもヒラサワライブ特有の面白さですね。
一方で二日目はの最初の分岐は両方ともLの選択でZCONITE消滅。曲は”燃える花の隊列”と”転倒する男”。どちらも今回のライブで初披露の曲です。”燃える花の隊列”は手拍子のパートがあるので、いつの日かスタンディングのライブで周りと合わせてやりたいですね。(笑)
これらの曲の後、2つ目の分岐にいきます。
初日は、一回目の分岐と同じRでZCONITE消滅せず。曲は二日目はの最初の分岐と同じ”燃える花の隊列”と”転倒する男”+”幽霊列車”でした。”幽霊列車”ではWorld Cell 2015 にも登場した、道化師(CV:平沢進)が登場。平沢さんは歌もすごいですが、声の演技も素晴らしく、普段からクールなアーティストイメージを保っている人がコミカルな演技をする、そのギャップに惚れ惚れします。(笑)
また、道化師登場シーンのBGMはフジロックで使用された”幽霊列車”の出囃子と同じったと思います。(記憶違いの可能性もあり。)さらに、細かい点も話ですが、”幽霊列車”のイントロのギターで、フジロックではピックを使っておらず、会然TREK 2K20▼04 GHOST VENUEの”Swiched on Lotus”のサビの前と同じような小指から弾く動きが印象的でしたが、今回はピックを使用していたのが少し気になりました。というのも、以前のBSPでピックの使用に関する言及がされており、この以外の曲でもピックの使用頻度がフジロックよりも多かったように感じたからです。(曲によっては、公演ごとに使用したりしなかったり…)
この辺で、心境の変化があれば次回のBSPで聞いてみたいですね!
話は戻って、”幽霊列車”の終了後、またまた旧作品からΣ-12が登場!
初日と二日目の1st では、会人SSHOが通訳してくれましたがその際に、「~世界はお前のお漏らしと知るまで…」なる発言が。実はこれが伏線となっており、成功ルートの最終公演では、何と”LEAK”の突弦変異.verが!この時の鳥肌は半端なかったです。(笑)
また、二日目の1st Showの分岐の最初の曲は、同じく突弦変異から”アート・ブラインド”でした。アレンジされているとは言え、1979年の曲が2022年のライブでも古臭くなく聞こえるのは、本当に凄いとしか言いようがないです。
そして、最後のストーリー分岐へ!結果は初回以外、ZCONITE消滅に成功しました。
ここからは、曲順は全公演同じなのでそのまま書いていきます。
1曲目は”論理的同人の認知的別世界”。この曲には、ご存知の通り、語りパートがあるのですが、回を増すごとに悪い顔になるのが面白かったです。ちなみに、成功ルートの最終公演は会人の2人がステージ前方に出てくるファンサービスが! ノリノリで楽しそうでした。(笑)
この曲の後、”BEACON”のイントロが始まり、そのまま曲が始まると思いきや、何と警報が流れてキャンセル!
そこから”TIMELINEの終わり”へ!(選んでない分岐でBEACONが流れる選択肢はあるのかな??)
昨今のライブで定番の”TIMELINEの終わり”。今回はPVの太極拳風パフォーマンスで歌う大サービス。
実はここでも、公演ごとにギターソロが変わるというプチ分岐がありました。初日と二日目1stはオリジナルに近いものでしたが(聞き分けるのが難しいが初日も若干違うかも…)、最終公演は完全に新しいギターソロで明らかに長かったです。聞き慣れずに最初は驚きましたが、アーカイブを聞くうちに好きになってしまったので、ぜひともメモリアルカードに入れてほしいです。(笑)
その後、明らかに取っ手のあるドアを引き戸のように開けた登場したのは、公式のHPの画像にも載っている民族的衣装の保護者。最後のZCONITEはこの保護者に守られているので、こいつを倒すためにルビイ&シトリンがなんと会場に登場。ルビイさんの激しいサックスの音で始まったのは、なんと”ASHURA CLOCK”!この曲も、P-MODEL時代の曲のアレンジで、今年の元旦に亡くなった、元メンバーの福間創さんが作った曲でした。もうこの時には感情の起伏が激しく、うまく言語化できないほどの感極まった状態に陥ってました。
曲の終盤にはルビイさんのサックス攻撃も!
24曼荼羅でもお馴染みユージ・レルレ・カワグチさんとの合作であるレトルノセを以前、Bamdcampで買った時にも思ったのですが、物凄い激しい音でカッコよく、生で一度聞きたかったので大満足です!
ZCONITEを消滅できた2日目の両講演では無事に保護者を倒すができました。
そして、”ASHURA CLOCK”の後、デュンク・アンを完成させるためにそのままの流れで”BEACON”へ!ここの流れが本当に最高…
成功ルートの最終公演ではいつものギターソロの最後にアームダウンするミニアレンジも!
ストーリーは終盤、ZCONITE消滅しきれなかった、1-2講演目はルビイ&シトリンは失われた記憶を取り戻せないまま、Astro-Ho!が空からやってきて、ダイナマイトでZCONを破壊!半永久的にZCONITEをとり除くことができなくなってしまいました。
一方、ZCONITEを全て消滅できた最終公演では、ルビイ&シトリンは失われた記憶を取り戻し、二人は帰るべき場所に戻っていきました。
息を止めた二人の本来の戻るべき場所とはなんと…
「プハッ!」(会場では拍手喝采!)
黒髪のヒラサワが登場!
そう、ルビイ&シトリンの正体は現在のnGiap様のというオチでした!
そして、前のルートと同じようにAstro-Ho!がダイナマイトを持ってが空からやってきて登場。それをCGのnGiap様にパスして無事にZCONを破壊し、彼はタイムラインの亀裂に消えていきました。そして...
「物語はこれでおしまい。もう大丈夫ですよ、安寧の人。」
成功ルートではCDと同じ語りで、最後の曲”記憶のBEACON”までたどり着きました。
この曲も分岐によって演出が少し違い、超Badルートの初日はギターソロがお預けになるというお仕置きがありました。(笑) また、ギターソロ関連で、2日目の1st Showのギターソロの最後、レーザーハープの移行の流れでピックを下に投げたのが、印象的で何故かハマってしまいました。(笑)
その後、再びAstro-Ho!が登場。メッセージを残しながら落下し…
END
”記憶のBEACON”と共にエンドロールが流れていきました。(拍手喝采)
そして、本当に最後のMC。今回はいつも以上に微笑んでいる様子で、何故かホットしました。2日目は舞台袖で水をこぼすハプニングも。(笑) また、最終日には救済の技法の歌詞カードのような、耳に手を当てる謎の会人ポーズのファンサービス!アーカイブでは映ってなかったのが残念…
兎にも角にも、大きなトラブルはなく2日間の公演は終わりました。
各公演の分岐の様子
最初の分岐はGoodかBadが分かれる大きな分岐点。
初日はLRで拮抗していましたが、RでZCONITEは消滅しなかったので、2日目は圧倒的にLが多かったです。初日はそのまま、RRRで進み、結局会場の選択でZCONITEが消えることはなく、そのまま超Bad Endでした。流石に最後の選択でLに少し揺らいだのが面白かったです。
2日目の1stは前回の反省から、最初はLを選び無事にZCONITE消滅。そのまま、二つ目の分岐はLでZCONITEが消えると思いきや、なんと消滅せず!会場のオーディエンスも少しざわざわしていました。(笑) 実は最初の分岐でセットリストが変わっており、”消えるTOPIA”のオープニングで「結果ではなく経過に目を向けることでnGianpはZCONの存在を探知できた」的なヒント(?)を言っていたので、Lという結果に注目しすぎて失敗したのだと思います。ヒラサワさんの思い通りにやられたと思いました。(笑)
そして、3つ目の分岐は、LとRで一番揺らいでいましたが、前の分岐の反省を踏まえてここはRになりました。無事、ZCONITEは消滅できて会場は一安心。最終的に保護者は倒せましたがZCONITEを完全消滅できず...
最終公演はこれらの反省を踏まえて、LRRとオーディエンスが大きく揺らぐことなく進んでいき、無事に成功ルートにたどり着きました。回によって、オーディエンスの反応が全く違うのはインタラクティブライブの非常に面白いところですね。
感想
エンターテイメントには、映画、音楽、演劇など様々な形態のものがあり、オーディエンスはそれに対して拍手や掛け声などで反応し、演者との対話を楽しみます。それも双方向のコミュニケーションという点では、ある種のインタラクティブ的な要素ではあると思うのですが、それがストーリーごとに変えるということは基本的になく、受動的な姿勢で楽しむものが一般的です。
しかし、平沢進のINTERACTIVE LIVE SHOWはストーリーさえも観客によって変えてしまうという驚くような要素があります。そんなこと、普通であれば不可能のように思うかもしれませんが、このような「一般的」を破壊し、「普通であれば不可能」を可能にする平沢さんは、自らの手で困難を実現させることで思考の枷=ZCONITEの消し方を体現し、ヒト科の無限の可能性を示しているように思いました。
もちろん、その分ライブを作る労力は半端なかったと思います。正直、このクオリティのライブをエンドロールに流れたスタッフだけで作り上げたとは信じられません。本当に素晴らしいものを体験させてもらったと思います。ありがとうございます。
私は暫く日本から消えるため、次のライブは生で見れるか分かりませんが、地球の裏側から在宅オーディエンスで見ようと思います。
ここまで読んでいただきたいありがとうございました!
ということで、続きはWebで!